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wikipediaの俳優の紹介。
俳優のうち、特に女性である者を「女優」という。これに対して男性の俳優は「男優」と呼ばれる場合があるが、女優に比べて使用頻度は低く、男性の場合は一般的に「俳優」と呼ばれる場合が多い。
俳優を男優・女優と呼称する場合、実際の性別によって区分する場合が多いが、歌舞伎や宝塚歌劇団などの場合は扮する役によって(男役、女形あるいは娘役)と呼ばれ、実際の性別とは異なる役を演じるケースもある。上記以外では、小学生以下の俳優は性別問わず子役と呼ばれる。
俳優は広義には演技者全体を指す名称であるが、現代日本においては、広義の意味から能、歌舞伎、新派劇役者などの伝統的かつ特殊な演技法による者を除外し、新劇およびこれと方法論を共有する演技者をもって狭義の「俳優」と言うことがある。
職業俳優の業務は、商業的に観衆に対する一般公開を目的とした劇作品を製作するために、その脚本(シナリオ)にもとづき、プロデューサー、演出家、監督などの指導・指示のもと、共演者や製作スタッフらと協力して、その上演ないし撮影にあたって、与えられたキャスト(配役)を演ずることにある。単に「本番」の演技をこなすだけではなく充実した演技を行うために、その過程として、通常は役作りの上、打合せ、稽古、リハーサルなどを繰り返すといった膨大な下準備をともなう。
一般的に、俳優はまず与えられた脚本を熟読・消化し、その中から自身が演じるべき役柄に対するイメージや演技の基本方針、大まかなアクション・タッチを構想し、必要であると考えれば知識・技能・語学・資格・哲学・宗教的価値観などを習得して役に見合った知性や技術を磨いたり、または自分なりに各方面への取材を行うなどの情報収集を行って役柄に対する理解を深めたり、あるいは、役柄のイメージに適合するように自身の風貌・体形などの外観改造を行う。これを総じて役作りという。
その際、こうした作業に没頭するあまり寝食を忘れるほどに熱中する者も見られ、また演技上のリアリティを追求するあまり、演じるべき役柄の人生や経験に関して、過剰とも思われるほどの実体験を試みる俳優も存在する。また、その役柄に見合った外見を構築するため、理髪や剃髪、体重の増・減量を行ったり、あるいは大胆な肉体改造、場合によっては整形手術や入墨まで行う俳優も散見され、これが話題を呼ぶこともしばしばである。
ただ日本人俳優は、映画出演の際の契約上、スケジュール的に充分な「役作り」に充てる時間が含まれていない事などから、世界最大の配給規模を誇るハリウッド映画に登用された俳優と比較すると大々的な役作りを行わない傾向が見られる。
またこれは全世界的な傾向であり、フランス・デンマーク・イタリア・ドイツ・スペイン映画を中心とするいわゆる欧州映画においては、むしろ俳優本来の個性を重視する傾向が強いほか、中国の商業映画においては、もっぱら監督自らがじっくり出演者に対して演技やメイキングを逐一指導する傾向が見られ、すでに大衆娯楽として確立している香港映画やタイ映画、中南米映画などにおいては、もっぱら諸俳優の既存の演風を尊重した上でキャスティングが組まれることが多く、また韓国映画・ドラマにおいては余りの撮影スケジュールの短さから撮影現場における監督の演技差配権が支配して俳優の自主性が抑えられる傾向にあるほか、インド映画では文芸・哲学性作品における監督の全編にわたる影響力と、娯楽映画における著名芸能人のそのままのキャラクターでの映画出演が好まれる2極化並存するなどの傾向が見受けられる。
総じて、過剰な「役作り」は、米・ハリウッド俳優限定のものであると理解されている。